「HOJC」の山内さん「江若キニ5&ハフ8」で新登場!
こんにちは 山内です。
KIHAホームページの江若鉄道キニ4のところで
「多分、今まで模型化されていないのではと思います。」と書かれていますが、
同形のキニ5を1979年にペーパー自作で作っています。
写真を添付します。ハフ8も作って編成にしていました。
なお、これは1/80・16.5mmで作っています。
さて、私が江若ファンになったのは、親の出身が江若鉄道沿線で頻繁に利用していた影響と思われます。
しかし1969年に廃止になってしまい、その後は模型で作ってみたいという思いでした。
しかし、車輛の寸法などはわからず、1978年に鉄道史資料保存会から「江若鉄道車輛50年」が発行されて、
ようやく模型ができそうな図面が入手できました。
また、機械式気動車用の台車や床下機器なども手に入りにくく、パーツ集めに時間を使いました。
写真のキニ5+ハフ8は1979年10月竣工です。
製作開始時期はわかりませんが、本を買ってすぐに設計したと思います。
流線形キニ9は難しそうなので、とりあえず江若オリジナル車の編成で作りやすそうなのを選んだと思います。
車体はペーパー自作、屋根と床板は木製です。
妻面のカーブがもう少し大きくついているのですが、この作品では平らに近くなってしまいました。
ドア下部のところなど、本の図面と実物ではかなり違うところがあり、
KIHAさんの製品の設計はうまく処理されていると思います。
台車は珊瑚製TR26ですが、ロストワックス製のもので、TR26としては初期のものと思われます。
動力は珊瑚製インサイドギヤで連動、車輪も同社製ねじ込み式スポークで、
走行しているとゆるんでくることがあります。モーターはサガミ製1620CSを使っています。
取り付け寸法がインサイドギヤと合わないので、取付板を自作しています。
連結器はケイディ、床下機器は珊瑚製品を主体に、トラス棒やパイピングなど適当に自作しています。
塗色は国鉄の471系電車と同じような配色ですが、
ラッカーを自分で調合したもので、かなりピンク色が強いものになってしまいました。
ベンチレーターの形がよくわからず、角材を適当な大きさに切って並べただけです。
江若の社紋はインスタントレタリングのキットを使って自作しました。
当時珊瑚が主催していたコンペに出品しました。
経年でヒビ割れなどが出てきていますが、現在でも調子よく走行できています。
なお詳細は、下記Webページに掲載しています。
高急グループ「西京交通所属 江若鉄道キニ5 手荷物室付普通座席気動車」
高急グループ「西京交通所属 江若鉄道ハフ8 普通座席緩急客車」
追伸
私も山田さんと同様「模型と工作」の記事に影響されています。
西村正平氏の記事の片刃カミソリをカナヅチでたたく方法などをいまだにやっている次第です。
HOJCの山内さん「ブレンダ・リー」です。
“模型と工作”というか、西村正平氏がいなければ現在のKIHAは存在していなかったんじゃないか・・・。
小学生の頃、横浜鶴見駅近くに我家がありまして、駅そばの京浜百貨店の「おもちゃ売り場」のショーケース。
そこには湘南電車、HOゲージです。それこそ毎日通って見つめ、眺めまくっていました。
たまに、脱線していると、ウオーー! 直したい。
ショウケースの中に手を入れたい、出来ない!クソーーー!なんて思っていたモノです。
その当時の私には、その湘南電車を買うことも出来ず、ただただ羨望の眼差しを送るだけ・・・。
そんな時に、「模型と工作」西村正平氏と出会ったのです。ボール紙で湘南電車が作れる。
これならお小遣いで間に合うんだということを発見した感動を今でも忘れられません。
何故、ブレンダ・リーなのか?
それは「ワタクシの記憶が正しければ」“模型と工作”西村正平氏が大ファンだったのですね。
その当時はブレンダ・リーなんておばさん(子供でしたからそう思ったんでしょうね)、
いくらあこがれの西村氏が大ファンであっても聴こうなんて思ってもいませんでした。
というわけで今夜は山内さんの写真を眺めつつ、
ユーチューブでブレンダ・リーの“Fly Me To The Moon”を聴きながら
例によって片手にバーボン、片手にビーフジャーキー。
しかしブレンダ・リーって結構チャーミングだなと思ってしまうワタクシは「なんなんだろ」。
チャンチャン!