「横浜・鴨居」の新保さん Vol.8「小田急キハ5000、5100」
2019年の定山渓鉄道2200形以来の投稿です。
自作派の方々とお話をすると、模型雑誌などで素晴らしい作品を拝見するにつけ、その製作途中の写真があると、自身の技法にもいろいろ参考になるのでは?との意見を聞きます。
そこで拙作の最終組み立て直前の写真を撮影致しましたのでご笑覧ください。
●車体
ベンチレーター、手すりなどの孔は、平板の状態でピンバイスや打ち抜きポンチで抜いてあります。
特に特殊な技法などは用いておりません。ペーパーシートの説明書記載の折り曲げ方法などを用いています。
屋根上のランボードは、ホッチキスをコの字に曲げて屋根に植え付けた上に、ランボードを貼り付ける方法をとっています。
●床板
0.8mm厚のアルミ板にエバーグリーンの筋目板を貼り付けてあります。
●床下器具
当初は日光モデルの気動車の床下器具セットをそのまま用いるつもりでした。
しかし、近年のShop-KHAさんの製品の多くには床下器具のペーパーシートまで付属しています。
これを利用しない手はないと、キハ55付属の床下器具ペーパーシートを小田急キハに即した形で若干改変して用いています。手間はかかりますが、格安で自由自在の床下器具が出来ます。
市販パーツに無いなら、「作ってみなはれ」精神です。
●紙の台車
詳しくは投稿作品ギャラリー2015.12.5と2017.3.21の拙作をご覧ください。
その後の台車組み立てにあたって、一番の問題は、ボルスターの長さでした。車輪を日光モデル、カツミ、エンドウなどどのメーカーのを用いるかによって微妙にボルスターの左右方向の長さを調節して作成する必要があります。
長いと車輪がポロリと落ちますし、短いと車軸と軸受けとスキマがなくて車輪が回転しません。
うまく組みあがって、線路の上で快調に転がった時の感動は、ペーパー台車を製作した者だけの醍醐味です。
ご参考までに使用した部品を記します。
コイルばね: 釣り具用の糸おもりのチューニングシンカー0.5mm 第一精工〜真鍮線をライターでなましても使えます。
軸受: カツミ 軸受メタル プレーン&ピボット〜格安でまとめたい場合は、タミヤのミニ四駆用はとめ50個160円でも使えます。
台車受けとボルスターとの接続: 0.4mmビスナット使用
●最後に大問題発生!
車体に台車を装着した下回りを合体させて、試運転したところ大問題発生!
なんと台車と客用ステップが当たって、カーブで運転が出来ないではありませんか(T_T) 普段は私は電車男のため、あまり経験しないことですが、気動車ではこういう事があるのですね。詰めの甘さに大反省です。
Shop-KIHAさんの天の声が聞こえてきそうでした。「だから言わんこっちゃなか。1/87で作らんからこげなことになるばい」(なぜか博多弁)
一晩考えた後に、正直に告白致します。オーバーハングを数ミリ長くし、客用ステップを若干切り取りました。
と言うことで、部品の組み立ては、ほぼ完了しました。次回は塗装直前の姿か、完成した姿をお見せできればと思います。
最後に恒例の謎解きです。
「気動車とかけて、水虫の薬ととく」
そのこころは?
「どちらも液体式があります」
お後がよろしいようで
「何も言うことがありません」です。
小田急電鉄に何故キハがとかけて
Shop-KIHAにもMOHAがあるととく
そのこころは
吉野家の牛丼屋にも豚丼がある。
(苦しーーーーーーい)
チャン、チャン!