長島さんの花巻デハ1です。
「HPを拝見していて、昔の事を思い出しました。
ずっと以前ですが、TMSに載っていた記事を参考にこのような物を作ったことがあります。」
とのお便りとともに、さいたま市の長島さんから、ユニークなモデルの写真が送られてきました。
「HOナローのサイズで花巻のデハ1タイプです。
車体はエコーモデルのペーパーで角材で補強、屋根は板を削り整形、トロリーポールは自作。
床下、台車、ベンチレーター、ヘッドライトはN用を流用・・・。
お恥ずかしい限りです。」
お恥ずかしいなんて、とんでもない。素敵な写真ありがとうございます。
この花巻のデハ1、横から見るのと正面から見るのとでは印象が大違いのモデルです。
車幅が大人が両手を広げた幅と同じ、1m60cmしかありません。
ドアのある両端が絞られているので、更に幅が狭くなっています。
なんでこんなことになってしまったのかというと、
線路を敷いたところが、民家の建ち並ぶ田舎道の脇だったというのですが、
いやはや、沿道の人は危なくってしょうがなかったでしょうネ。
でも、そうまでしてもレールを繋げて電車を走らせたかった地元の人と、電鉄の人と物好きな人。
いい時代だったのですね。
作品は、これだけ接写してもアラが目立たない丁寧さで、しっかり作られています。
特に窓抜きがキレイです、角がしっかり出ています。なかなか出来ることではありません。
長島さん次はペーパーシートNシリーズで大分の半流KIHA601と江若の流線型KINI9の制作に掛かります。
これまたユニークなモデルです。次の写真を楽しみに一杯飲ることにしました。