軽便市電ができました! From京洛電気軌道 桂 幸治 No.17
こんにちは;
静岡鉄道駿遠線のキハC-1をベースに軽便の電車を製作いたしました。
京洛電気軌道特殊狭軌線・左京線のデハ23です。
これまでにもペーパーシートで「合体」や「変身」を行ってきましたが、
今回は車体を切断して短くするという大手術(?)を施しました。
また実車にあった窓の縁取りはつけず、ペーパーシートについていた雨樋をシル・ヘッダーとして流用しました。
集電装置はアルモデル製の簡易型ビューゲルをつけています。
塗色は上半が西武トニーベージュ、下半が緑2号で、いずれもGMカラーを使用しました。
昔の市電を思い出させるようなこのツートンを、京洛電気軌道オリジナル車輌の標準色にしています。
形式は特に理由はありませんがデハ23にしました。しかしながらこの車輌、軽便というよりHOゲージの路面電車にNゲージの下まわりをつけたような感じですね(笑)
タイトルを「軽便市電」としたのも実はこのデハ23が市電みたいなスタイルになったからでした。
短くなった車体は、鉄コレ用動力ユニット12m級がちょうど収まるぐらいなんですが、
実はこのデハ23にはモーターがありません。そのためいつも後にモーター付きの貨車ワ11、通称ユーレイがついて走っています。
写真のレイアウトは現在製作中で、まだ真っ白な粘土がむき出しで雪景色のような感じですが、
一応「夏」を再現したレイアウトにしたいと思っています。
最後に、京洛電気軌道左京線について少し触れてさせていただきます。
左京線は石段下〜志久呂橋間12.0Kmの電化ナロー線で、路線の大部分が京都市左京区を通っているのが線名の由来です。
このほか途中の御薗橋から分岐して嵯峨に至る9.3Kmの右京線(非電化)もありますが、こちらはまた別の機会に発表したいと思います。
長々と失礼いたしました。
京洛電気軌道通信の桂さん“お久しぶりに新線で登場”です。
京都のオジキこと、桂さんからの十八回目の投稿です。
しかも、今回は1/87ナローでの登場です。
「それにしても軽便って大きいですね(笑) ずっと9mmゲージの車輌を製作してきた目には本当に大きく映ります。」
とのメールをいただきました。
それにしても桂さん、
ここまで「切った、貼った」を愉しんでおられる・・・
まさに。ペーパーシートの真髄というか神髄、心髄・・・
工作に対する想いを、感じさせられてしまいました。
脱帽!!!