高橋さんのキハ42202、紙ならではの“いたずら”が仕込んであります。
4月30日に行われた「ほっとパーク鉾田」に保存されている鹿島鉄道車両の公開 イベントに持ち込んで、
本物の「関東鉄道鉾田線」の車内で,キハ42202をデビューさせてきました。(笑)
それに先立ち、なんとか間に合わせるための最後の仕上げを行いました。
まずは、まだ動いているアルプスのMD5000プリンタでデカール作成です。
関東鉄道の社章を直径2mm、数字は3ポイントで作ったのですが、ちょっと大きすぎたかも...^^;
でもまあ、Nだと小さいのでこのくらい主張があってもいいや...ってことで、作り直しはせずに貼ってみました。
やはり数字がないと、流線型がのっぺらぼうな感じなので、あった方がいいと思います。
次に、実はいたずらしてあったのが前照灯部分です。
どうやって作ったものか、かなり迷いましたが、積層屋根のオデコが出来たときにあまりの硬さに、
これはちょっといたずらしてやろうと思いつき、ドリルで小さな穴をあけておきました。
そして、廃物になってしまっていたオーディオ用の光ファイバーケーブルの一番外の被覆を剥き、
中のファイバーを覆っているところを残しました。
さらに、半分くらいファイバーを露出させ(この加工で3回くらい失敗したので、廃品じゃないと勿体ないかも..)
最初に空けておいた穴にファイバーを通して「ライト」にします。
そして、これも紙ならではですが、オデコ部品と天井板の紙部品の境目をデザインナイフで切り抜き、
安い電球色LEDを削って、その穴に入るように加工しました。
途中過程の写真を撮り忘れたのですが、こんな感じです。
遮光には金環日食に向けて古くなったフィルターを更新したので、その廃物フィルターを用いました。
しかし、実は写真をとったあと接着剤の溶剤でアルミが露出しショートするという事件がおこったので、
日食フィルターの下(電線側)にアートポスト紙の切れ端を貼りつけることで電気的に絶縁し、
その上に日食フィルターを貼ることにしました。
という訳で、元キハ42503の車内に取り付けられたレイアウトでデビューしました。
良く見ると前照灯が光っているのがお分かり頂けると思います。
さらに目立つように部屋を暗くして、自宅レイアウトでも撮ってみました。
夜明けの1番列車といった感じでしょうか?ライト部の工作はイマイチですが、
光ることでごまかしてしまいましょう。(苦笑)
茨城県つくば市、高橋さんの流線型【完結編】です。
いやはや、高橋さん。やりましたネ。
前回の“密かな仕込み”の予告、こうゆうことだったのですね。
これで、気動車のエンジン音、レールのジョイント音、からっ風にタイホーンの「声」にプラスして
灯りが点りました。
私はこの灯り(明かりではない)が大好きで、
例えば夜のキャンプ場、コールマンのランタンの灯りを眺めながらバーボンをアルミのコッフェルで飲む。
目の前には薪の残り火が・・・。なーんてシチュエーションが大好きな男なのです。
話が違ってきましたが,断固!ワタクシは灯りが大好きです。キッパリ!
